南海キャンディーズの山里さん、星組公演「ロミオとジュリエット」を観劇して愛月ひかる氏のファンになり濃い3か月を過ごされた模様。
ご自分のラジオ番組で奥さま蒼井優さんとワリカンで買ったというDVD鑑賞を語っていた矢先の8月3日、星組の退団者発表がありました。TBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」出演中に退団発表を知り、帰宅して「まったく同じ顔をしてる奥さん」と2人でちょっと会議しよう、ということになったそう。
夫婦会議の結果、12月26日が最終だから、年内は推せるだろう、という結論に至ったそうです。そう、12月26日まではご贔屓が現役男役の世界で生きることができますね。年末に星組公演「柳生忍法帖/モアー・ダンディズム」を観劇なさるかしら?
恐る恐る朝美絢氏の画像などを見ていらっしゃる方々に、さっさと行動をおこしなさい、とは言いづらいのよね。山里さんも、愛月ひかるというタカラジェンヌに惹かれなければ退団のショックを知らずにすんだ。。。
ただ、今現在はしばらく朝美絢氏の宝塚男役時代を堪能できるときなので、いつ観るの?いまでしょ、状態とも言えます。
2番手羽根を見にいこう!
東上初主演作「ほんものの魔法使」@KAAT神奈川芸術劇場を終え、雪組新トップコンビお披露目公演「CITY HUNTER/Fire Fever!」で正2番手になったあーさ。2番手羽根を背負って階段降りをされたその雄姿に多くのファンがうれし涙を流しました。
あーさは、押しも押されぬ立派な雪組の2番手になった。
ここからは、2番手としておいしい役、さらなる挑戦を強いられる役、ちょっと変わった役?などを経験する時間。トップさんが燕尾服の組子を率いてセンターで君臨する姿は圧巻ですが、2番手さんが、トップさんよりは責務が少ないなか活躍するお姿もとても素敵。
わたしが宝塚を知ってからご卒業したトップさんは、早霧せいな、朝夏まなと、明日海りお、紅ゆずる、望海風斗さまら5人。直後は、○○ロスを訴える方々を見てきました。
このトップさん達のファンの方々が感じた感情のアップダウンはいかほどか。
自分の贔屓が派手に宝塚の世界から走り去った(?)今、ちょっとはわかる。
朝美絢氏の場合は、ご卒業後に開けている道が幅広く、ただ単にインスタに自撮りアップしただけでも話題になっちゃうのでは、と思います。はまりたくないと思っている方々がもしファンになり、必ず迎える退団の日に感じるであろうつらさを考えると。。。でも、そのつらさを超える喜びがあるはず。多分。🤔
ただの美しい人でない宝塚男役である朝美絢、それも2番手とトップに近い立場にいる朝美絢氏のなにがそんなに尊いのか?と考えてみたら、それは、今演じられている役、これから演じるであろう役を、彼女がどう解釈し突き詰めて自分の色として出すのかを、舞台、出版物、スカイステージを通して体感できることにあります。
朝美絢×毎公演必ずもらえる主役級の役の一体となった姿を舞台上で見て、あれこれ想いを巡らせることができるのは、宝塚男役であるときだけ。
あとから映像で歴史をたどるのも楽しいですけどね。上級生には出せない味みたいなものが感じられる時代があったり、インタビューで苦労したと発言があったうえでその役を見返してみたり。(2016年「NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢- 」で初めて女忍者みたいな役がきたときに勝手が違うので戸惑い、主演の龍真咲氏からあーさこんなに芝居できへんかったっけ?って言われた、というエピソード、この作品を見るたびに思い出します。)
娘役さんで憧れる人がでてきて、応援しつつ観劇したり、私服チェックしたりするのもいいのですが、男役タカラジェンヌさんの場合は、またちょっと違います。独特のキザりだったり、オラりを体得していき、宝塚でしか存在しない美の表現者となり生きる芸術品みたいになっていくジェンヌ達。本物を見る醍醐味があります。
舞台を観に行くことが一番の応援方法というのもありますが、ほとんど不可能レベルなんじゃ?と思える作品たちを鑑賞することで人間の可能性を感じるというか。。自分も頑張ろう、と思える作用も。
あと、世間が朝美絢という人が美しいらしいよ、とザワザワしていることに同じようにザワザワするか、しないか、の違いは大きいと思います。
冒頭の山里さんの例をご覧なさい!
ご自身が紫吹淳さんと共演時に「オチに使ってた」とか、遼河はるひさんに対して「舐めてた」とラジオで発言しています。おふたりの現役時代のご活躍を知らないとそうなってしまうのですね。。。外から眺めていると凄さがわからないのが宝塚歌劇団、特に男役さんの世界なのです。
あーさ先輩!↓↓



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