始まってしまったドラマは終わらなければなりません。たまさくストーリーは一応完結しました。
始まりは、たまさくコンビ愛にあまり興味がなかったわたしが、2019年3月号の歌劇に掲載された月組新トップコンビ特別対談「さぁ行こう、120%の力で!」を読んで、へえー!の勢いで、ヅカ友に見せたとき。そこには、珠城りょう氏が美園さくらさんに対して「人とは違う観点で解釈して自分なりの表現をしている」と「グランドホテル」公演を通して得られた印象が語られていました。
でも、さくら嬢の側からは「NOBUNAGA<信長> -下天の夢-」公演に際して、舞台袖でわざわざ「お芝居、どうやって創ってるの?」と声をかけられた、との逸話が披露されます。グランドホテルより少なくとも1年前。もうそのときには、彼女の思考がちゃんとお芝居に透けて見えていたらしい。
ここが最大の刮目ポイントというか、当時のわたしには、、美園さくらという娘役は首席だけあって技術を持っていて新人公演主役を順調にもらっていた人じゃないの?という驚きがありました。また、ふたり一緒にしたときに特段、芝居コンビという印象もありませんでした。
下積みの努力と芝居センスを、当時から珠城さんは、わかってくれて認めていた、みたいな構図に見えたので驚いたわけです。
だから、ヅカ友に対しちょっと読みなさい、みたいな反応をしたんだと思います。珠城さんってさくら嬢のこと早くから認めてたんじゃん!みたいな思い。それでも、ちょっとだけモヤモヤする。普通に互いに切磋琢磨していくトップコンビでは収まらないようだ、という匂いも。。。
この対談にすでに「私が違う方向に行ってしまいそうだった時、珠城さんが道を示してくださって」と記述されているのですが、この部分は、ただ抽象的なことを言っている感じに読めました。なんか適度に気の利いたアドバイスかなんかして、あ、わかりましたで方向転換したかのように。
道を示すというにはあまりにも影響の大きかった「くやしくないのか」という鼓舞発言のことですね。これで人生変わりましたみたいな勢いで語られたこの発言とその影響は「道を示す」という表現にぼかされていたため、あとになって退団直前の怒涛の情報開示!?でびっくりすることになったわけです。
退団が近いから言える、ことばっかりだったんでしょう。明るみに出たおふたりのけっこうドラマチックな舞台裏。😯😯😯😯😯
退団に際して演出家の先生方から贈られる言葉に、馬鹿者(馬鹿正直の馬鹿)、激闘、関係は最悪、など、普段見ないような言葉がたくさんあったしね。過ぎた嵐を安全な場所から振り返るみたいな逸話のオンパレードでした。
そしてむかえた2021年8月15日の大千秋楽。
退団公演「桜嵐記/Dream Chaser」の期間中、たまさくファンはさくら嬢がちゃんと珠城さんに触れることができるのか、を固唾をのんで見ていました。
Dream Chaser ショーの Hymn of Life の場面で、退団者8人をふたつに分けて、珠城さんが順番にそのグループに飛び込んでいって、歌い触れ合うみたいな部分に関して、です。4人なので、中央のたんちゃんこと楓ゆき姉とつっちーこと颯希有翔氏は珠さまに両脇からがっつり抱きつくことができるのですが、外側のさくら嬢と夏風季々嬢はちょっと内に入り膝を折って見上げる、感じになります。それでも果敢に手を伸ばすさくら嬢に、触れ!触れ!と娘役限界突破の応援団みたいになり心の声援を送るファン郎党ども。
そしてデュエットダンス。「♪愛しみのワルツ」を踊るさくら嬢は、すごい涙顔。前楽からそうだったみたいです。あれほど感極まってデュエットダンスを踊る娘役さんを見るのは初めてなほど。
サヨナラショーの盛り上がりのあと、ご挨拶を終え、終演後幕前に登場したおふたりに対し、どのようなコンビ間のやりとりがあるのか、に注目が集まりました。コロナで延々とカーテンコールをしないルールでもあったのか、時間がない感もあり。。。こういう、コンビでどんなことやってくれるの?的な期待は良くないですねー。わたしも、さくらちゃんが珠愛叫ぶかしら?と思いながらライブビューイングを見ていたのを棚に上げてそう思います。
案の定、さくら嬢は、悲壮な面持ちで勇気を振り絞って、珠城さん!と呼びかけます。「こんな私をいつも導いてくださってほんとにありがとうございました。大好きです!」
ありがとございました、のすぐ後、珠城氏は導いたとまでは…的なことを言いかけました。さくら嬢の告白を受け止めてからは、組全体で導いた的な発言をなさっていましたので。でも、このお礼の部分に、すこし間をおいて大好きです!!ときたので、ああああぁーーありがとございます、と反応するハメに。
どこまで自分の手柄にしないようにするの?な感じもしたし、ちょっとはねぎらいの言葉をかけてあげればいいのに、とも思いかけましたが、一晩考えたら、あれだけ、演出家の先生に激闘だの演出家泣かせの女優さんでした、だのはっきりと言われている方に、よく頑張ったね、のような言葉を軽々しく口にできなかったのだと思います。
そういう意味で、ご卒業のその瞬間までも、多分これからも、まっすぐなおふたりだなーという印象は変わることなく、無事、熱い熱い舞台は終わり、珠城りょうと美園さくらというトップコンビのストーリーは完結したのでした…
たまさく番外編↓↓



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