柚香光氏と言えば、ダンスが一番の魅力とされています。その凄さはファン周知の事実で語る間もございません。しかし、わたしが初めてこの人すごい！と思ったダンスがあります。それは、タカラヅカスペシャル2016の映像で、朝美絢氏と踊る姿でした。
このタカスペでは、柚香光×朝美絢をはじめ、暁千星×瀬央ゆりあ、愛月ひかる×水美舞斗、七海ひろき×桜木みなと、という男役ペア（95期4人の朝美絢、水美舞斗、瀬央ゆりあ、桜木みなとは娘役として）が専科の方々の歌のバックで踊るという場面がありました。
そこでの柚香比光氏のリードぶりが、娘役への徹底的サポートぶりが、すごかったのです。（ファンには同期萌えというもうひとつの要素もありましたが）
柚香リードは、、回してあげるときの力強さ、明確さ、にわか娘役への目線、などが際立っていました。
トップスターさんはじめ上級生の男役さんは、娘役へのまなざしなど、身体に沁みついています。それを引いて見ても、柚香氏が、自分が進む方向を向きつつ一瞬朝美絢さまのほうをチラ見する箇所などに、それ！それ！っていう感じでした。
一緒に踊っている相手をチラ見するというのは、一瞬何かの確認？のように見えるときもあるのですが、実は、正義なんです。いつでも相手のことを気遣っています、というのがなければ、団体のうちの2名が踊っているのと変わりないからです。
最近、スカイステージの特番「LOCK ON！－スター徹底検証＃３０」の柚香光回を拝見した時にそのダンスを思い出しました。
また、いつものように、何気なく聞き流していていたのに、刮目してしまい。。。
お化粧が濃くなくて、ほとんど素顔に見えます。でもって、演出家の稲葉大地先生のおはなしを聞いているときの表情がなんとも言えず不思議なお顔をされていたのです。
申し訳ないような神妙なお顔。そんなもったいのうございます、みたいな嫌味な卑下ではない謙遜の気持ちが表れていました。こういうお顔の人見たことあるかも、と思いました。わたしの人生経験上、この顔は、誠実な人の顔に貼り付く表情です。
この番組内では、他に柚香光の魅力を語る先輩として、夏美ようさんが登場し、ありとあらゆる賛辞を贈っていました。夏美さんが、「あの人」という言葉を多用していたのが、ツボで。。。あの人って呼ぶの、最高の誉め言葉ですよ。あの人はああ、あの人はこう、と、どうにかして柚香光をかみ砕いて伝えようとするうちに、ちょっと興奮気味になり、結果『あの人』連呼になっているのが面白かったです。😄😄😄😄😄
番組内でも語られていた、「ダンスオリンピア」の録画を見たとき、どちらかというと柚香氏のみの見せ場のほうが多いことから、もっと華優希嬢と踊るシーンが見たいなー、と思っていました。
昨夜その願いがかないました！
5月10日スカイステージで生放送された花組宝塚大劇場公演千秋楽のフィナーレ部分、華優希サヨナラショー付き、です。
大階段での花詩集の歌から始まって、最後にお二人のタップダンス。からの「♪風の誓い」デュエットと、ダンスと歌の配分が絶妙やー！
ショー後、舞台上で退団者と並んだ華優希嬢に、タップダンスできてうれしかったねー、大劇場でねー、って言葉をかけていたので、ご本人が所望されたタップダンスだったようですね。が、見ているほうはもっとうれしかった！！
期待通り、柚香氏がはなちゃんを回しながら、自分も回り、みたいな部分を刮目して楽しみました。
瀬戸かずや氏のご挨拶
宝塚での千秋楽が無観客配信になってしまい、本来なら客席で華優希ほか5人の退団者を見送るはずだった方々に向けて行われたのであろう生放送。いつにも増して健気なジェンヌさんたちの様子に、この番組を見た視聴者は胸を打たれたと思います。
制服に着替えるまでの間に組長さんが幕前で読まれた瀬戸かずやさまのご挨拶が胸に刺さりました。一部です↓。
「…近くには、朝夏さんや、望海さんなど、キラキラした上級生の方々や、鳳など、下級生の勢いもすごく、なんとか食らいついていかなくては、と切磋琢磨し、戦い、稽古した忘れられない大切な日々…そのころ、よく上級性から言われていた言葉があります。あきら、もっと頑張れ。その深い意味を理解したのは、だいぶと大きくなってからでした。わたしは、わたしなりにやってるし、頑張ってる。ずっとそう思っていましたが、何かが足りなかった。あの時、もっといろんな方法で死ぬ気で頑張れたんじゃないか？といまはすごく思います…」
ご挨拶というと練られた文章ですが、わたしには、瀬戸かずやさまが、そのころ周りはもっとできるだろうと思っていたからそう鼓舞してくれたのに、これ以上どう頑張ればいいの？という受け止め方だった、という飾りのない言葉として響きました。💐💐💐💐💐
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