紫門ゆりやというタカラジェンヌの勝手に “メモリーズオブ”

紫門ゆりやのイメージ ジェンヌ語り

紫門ゆりや氏は、名古屋市の名東高等学校出身で、8月16日付けで専科異動が決まっている91期生のタカラジェンヌです。同じ名東高校出身に、元宙組のトップ娘役紫城るいさんがいらっしゃいます。男役から娘役に転向した方ですが、月組出身ということで、紫門氏ご本人も感じているであろう月組との切っても切れない縁を感じずにはいられません。

91期といえば、星組の天寿光希&音波みのりさまを始め、現役ジェンヌが10人以下になってきている上級生。月組内では、白雪さち花嬢のみになってしまいます。

ちなみに、さち花嬢の妹さん珀斗星来(はくとせいら)さんは、104期生ですが、花組の男役なんですね。舞台のお化粧が、お姉さんにとても似ていて、男役白雪さち花爆誕!!!って感じ!

一期上の90期である瀬戸かずや氏のご卒業日7月4日を目前にして、スカイステージや紙媒体のさよなら系企画がどんどん出てきております。ご本人が18年在籍した花組への想いを語られることも多いのですが、なんといっても長年組の顔であった上級生がいなくなる、というインパクトの大きさは周囲の方々が痛感していらしゃるところ。

同じように、紫門ゆりや氏が17年過ごしたあとで月組を去る衝撃があります。でも、専科への異動ならば、ファンにとっては紫門ゆりやの男役道はまだ続く、という希望の灯がともっている状態はありますが。💖

「桜嵐記/Dream Chaser 」宝塚大劇場千秋楽終演後の舞台で、専科異動に先んじてごあいさつをされたおりも、「他組の方々に月組の良さを発信しつつ、まだ見たことのない紫門ゆりやを発見したい」と、異動後について言及されました。月組の良さを発信する、という点が最初に出てきたとき、ライブビューイング会場に人がほとんどいなかったため、ぶんぶん頭を振ってしまいました。あー、劇団に残ってくださってありがとうございます!💖💖💖

紫門ゆりやさまの軌跡をざっとたどると、

初舞台は、2005年花組公演「マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー」

トップスター瀬奈じゅん時代を経て、

トップスター霧矢大夢時代の幕開けに、
2010年「スカーレットピンパーネル」でファーレイ役

2011年「アルジェの男」にて新人公演初主演

同年末「アリスの恋人」(バウホール・日本青年館)で帽子屋役
2012年「ロミオとジュリエット」で パリス伯爵役
2016年「アーサー王伝説」(文京シビックホール・ドラマシティ)でガウェイン役
2018年「カンパニー/BADDY」大塚三朗ホット役
2018年「愛聖女(サントダムール)-Sainte d'Amour​- 」(バウホール) ジル・ド・レ役
2021年「幽霊刑事 〜サヨナラする、その前に〜」(バウホール) 新田克彦役
2021年「桜嵐記」 高師直(こうのもろなお)役

個人的に、愛聖女でジル・ド・レを演じた紫門ゆりやさまはノーブルの極みだと感じました。同期の白雪さち花嬢の怪演とも、ちゃんとかみ合い、セリフの一言一言が美しかった。フィナーレのダンスが端正なダンサー紫門ゆりやを感じさせます。

桜嵐記での高師直(こうのもろなお)役は、ビジュアルがすごかったのですが、愛らしくも見えましたよー。この歴史上の人物は、古典「太平記」で悪逆非道な人物として描かれていることからそういうイメージがついただけらしいのです。そのあたりまでにじみ出させる必要はありませんが、ただの敵役っていう感じはしませんでした。

というのも、役の研究は相当なさったはずなので。

スカイステージ番組「リクエストDX#73」で迎えたゲストがアニメ声優日高のり子さんでした。日高のり子さん=「タッチ」の浅倉南、「となりのトトロ」の草壁サツキ、「名探偵コナン」の世良真純など。何かの集まりでお知り合いになったってことでしたよね?

舞台に立っていないときの精力的な活動ぶりを彷彿とさせる対談でした。17年というベテランなのに、いつもフレッシュな印象の紫門ゆりやさまですが、舞台上に波及させている舞台外での活動の幅広さや、その飽くなき探求心・好奇心が役に深みをもたせるのでは?と思います。💖💖💖💖💖💖💖

コメント

タイトルとURLをコピーしました