アーネストインラブ好きの方意外と多いのねと思ったはなし

「アーネストインラブ」 ヅカ道

「スカイステージトーク Drean Time#68 朝美絢」をいつものように聞き流していて、聞き捨てならぬこと聞いちゃいました。MCを務める縣千&彩海せらお二人そろってアーネストインラブ好きだと?

101期と102期の生徒さんの口から、バンバリー出雲さん帽子帽子きゅうりサンドというワードを聞こうとは!

今回のゲストは朝美絢氏なので、あがちんの初舞台である2015年月組公演「1789」や、あみちゃんの「凱旋門」新人公演時など、以前から所縁深いお3人が和気あいあい、という感じになりました。縣氏は、朝美絢主演「ほんものの魔法使」@バウ/KAAT公演で主人公の愛犬モプシーという相棒を演じたばかりだし。

でも朝美氏は月組時代までさかのぼってくれました。衣装の色で3グループに分けられていたロケットダンスを踊った縣氏は、ばっちりこの初舞台で美弥るりか氏の手下を演じていた朝美氏に顔を覚えられていた様子。彩海氏の場合は、「凱旋門」でのハイメ役を始め、3回も朝美氏の役をもらった新人公演での本役つながりがあり、朝美絢チルドレン的存在。

彩海せら氏も、もうすぐ新人公演時代を終えてしまうというのに、まだまだ下級生なイメージを勝手に持っていました。そのため、ずいぶん渋い作品がお好きなのね、と思った次第。

番組の後半、あーさ、あがちん、あみちゃんの3人で朗読した「エクスカリバー」は納得なんですよ。95期の方々が宝塚心つき始めたころの作品なので。

でも、2005年月組公演の「Ernest in Love」@梅田芸術劇場は意外でした。あがちんは、さらに演じてみたいシーンに関連して、1954年のMGM映画「ブリガドーン」(ブリガドゥーン)を挙げていました。全般的に好みが渋いですね!

アーネスト、縣氏が好きなのはそうとしても、あみちゃんが合わせてるのか?と思ったりして。瀬奈じゅん氏のジャックが好きというあがちんと、霧矢大夢氏演じるアルジャノンが好きというあみちゃんに分れており、、リップサービスではなさそうだった。。。

「グランドホテル」について書いたときに、書きながらも、1950年代に舞台化された作品を2000年代に語っている不思議を想っていたところ。またもや50年代にミュージカル化された作品の話題かー。。。それだけ宝塚作品の幅が広く、愛されている作品の分布が古今東西ジャンルに渡っている、ということですね。

オスカー・ワイルド(1854~1900)が、アーネストインラブ原作の「真面目が肝心(The Importance of Being Earnest)」を書いたのは、1895年。ヴィクトリア朝のイギリスが舞台で「後見人」や「執事」など現代日本と無縁の事柄が登場し、ファンも多い「ME AND MY GIRL (ミーアンドマイガール)」を彷彿とさせる設定。

上演履歴は、樹里咲穂さんの退団公演に始まり、瀬奈じゅん&彩乃かなみコンビのプレお披露目、明日海りお&花乃まりあコンビのプレお披露目。

明日海りお氏は、2015年に東京国際フォーラム、2016年に梅田芸術劇場/中日劇場と2回主演して、かつ、直後にミーマイの主演も務めました。

(2016年は、役替わりがあったため、アルジャノンを鳳月杏氏が演じ、セシリイを音くり寿嬢が演じるというちょっとレアなファン垂涎の組み合わせ)

この2連続イギリス貴族ものを上演したことから、みりかのトップコンビに、ジャック&グウェンドレン+ビル&サリーの印象がけっこう強い。

「アーネストインラブ」という演目がプレお披露目上演に多いのは、フレッシュなカップル誕生ハッピーエンド的要素が多いからでしょう。でも一番宝塚らしい醍醐味は、トップスターと2番手のセリフや歌の掛け合い。(そこもミーマイと似てます)

エスプリみたいなものを効かせないと雰囲気が出ないジャックとアルジャノンの掛け合い。ストーリー自体の中心になるボタンのかけ違いみたいな展開も、勢いとかでは押しきれない。距離感や芸風(?)が近しい感じのトップ×2番手が丁寧に演じないとうまく運べないかも。

あさ×きりコンビは、小技が効いてるねーという満足感が得られる組み合わせだったー!

きゅうりサンド

もうひとつの特筆ポイントは、きゅうりサンド。

サッカー選手のベッカムが、滞在した淡路島のホテルでかっぱ巻きにはまったという小ネタニュースを聞いたことがあります。他にも来日ロックバンドあたりが、かっぱ巻きをご所望だったと聞いたことがある気がする。。

わたしの頭のなかでは、中身がきゅうりであれば、外側がすし飯だろうが、パンだろうがきゅうりもの=イギリスという方程式ができていました。

でも、決定的だったのが、アーネストですね。きゅうりサンドがあるかないか、誰が食べるか、でストーリーが進んでいくかの勢いできゅうりサンドが登場する。。。だからジャック&アルジャノンを演じる人たちが達者でないとちょっと退屈な作品になる危険性もあるわけよ。はなから浮世離れした展開でもあるし。

奇しくも、2022年の瀬央ゆりあ主演作品が発表されたタイミングです。「龍の宮物語」のあと、2度目の主演作は、「ザ・ジェントル・ライアー 〜英国的、紳士と淑女のゲーム〜」@バウ/KAAT。

ベースが、オスカー・ワイルド原作の同じく1895年作品「理想の夫」(An Ideal Husband)なんだそうです。

みもふたもないこと言いますけど、最近、歴史の必然やお国柄により、もしくは、人気作家が同じようなテーマで複数の作品を書くため、英国・フランス・日本・ドイツものの筋ってこんな感じ↓になりがち、と思っていました。

英国:経済的に有利な結婚をめぐる誤解やすれ違い
フランス:恋の駆け引き
日本:君主のお世継ぎをめぐるお家騒動
ドイツ語圏:人生哲学っぽいこと

「ザ・ジェントル・ライアー 〜英国的、紳士と淑女のゲーム〜」はどんな感じになるんでしょう?原作は、経済的有利な結婚をめぐる誤解、に当てはまりそうですが…。

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