ほわんほわんは、明日海りおさまの専売特許かと思っていたら、初期の珠さまの親戚の女の子風おしゃべりはどうですか!?人間ってここまで心持ちで話し方が変わるというか、心がしっかりしてくると脳への信号の出し方が変わるのか、っていうくらい現在のしっかり者ぶりがウソのよう。
こんな幼子のようなしゃべり方だったのに立派になった、と言うつもりはなくて、珠城りょうサヨナラ特集の一環で珠さま出演の全(?)NOW ON STAGEが放送されているため、幼獣タマシバ→部活の先輩風への変遷をたどりたい気分になったので、おつきあいくださいー。(ご卒業前だからこそ感じることも多く)
NOW ON STAGE#297月組宝塚バウホール・東京特別公演『HAMLET!!』が一番古いナウオンで、ここでは甘えん坊?みたいなおはなし方の珠さまです。
そして、NOW ON STAGE#309『スカーレット・ピンパーネル』にご出演。この番組の趣旨は、トップコンビ霧矢大夢&蒼乃夕妃、越乃リュウ組長を囲んでピンパーネル団の5人(光月るう、宇月颯、紫門ゆりや、煌月爽矢、珠城りょう)が東京公演をひかえて宝塚での公演を振り返るというものでした。
ピンパーネル団の下っぱハルを演じた珠さまは、「最初は動きとか、自分のことばっかりになってしまって、周りの方とのお芝居、とか、周りの方を感じることが全然できなかったんですけど、だんだん、お稽古をしていくうちに少し慣れてきて、、、わたしは、それ以前にやはり上級生の方とお芝居をするという点で、ちょっと壁があって、ワークショップを霧矢さんが中心になってやってくださったときに、だいぶそれで少し、心をちょっと開けた感があったんですけど、それが、すごく最初は、ちょっと緊張していて、はい、でも後半はちょっとは打ち解けて、はい…」とセリフはほとんどないハル役への取り組みについて遠慮気味に話します。
この公演の新人公演で、研3にして主役をもらった珠城りょう氏と、敵役ショーヴランを演じた紫門ゆりや氏には、新人公演の感想を話す機会も与えられます。
まずは、ゆりさんから。
「もともと自分も、その、わっ、と出したつもりでも少なく見えがちな部分ていうのがすごくあったので、それでは本当にショーヴランは成立しない役だというのがすごくあったので、それをとりあえず課題にしていたのですが、かえって、ちょっと力が入りすぎてしまったなという部分はけっこうあって、小物に見えてしまったりとか、課題として残ったんですけど、、」
「力が抜けてかつ大物に見えるっていうのが、今後の課題だなと思います。あと…」
ここできりやんが発言を遮ります。
「いいねん、力は入れてたら(越乃リュウ氏に同意を求め)いいんですよねー?新公は、余裕で、はー、とやってたら可愛くないから。思いっ切りやるのがまず。そこにいかないと、そっから抜いていけばいいんだから。今は思い切り力入ってるぐらいでOKよ😉!」
↑↑大きすぎる!↑↑ (紫門ゆりや氏演じる高師直の不気味さなくして退団公演「桜嵐記」は成り立たない状況を思うと本当に一言一言が沁みます!)
続いて、たまきちは。。。とふられ、珠さまが語ります。
「やることとか、やらなくてはいけないことが、本当にたくさんあって、まず、その、真ん中に立ってお芝居をするという、本当にいままで経験したことがないことで、、霧矢さんがお稽古を見にきてくださったときに、お客さまにかける前に、近い距離の人にすごくたくさんかけてしまっていて、それだと、お客さまに伝わらないよ、というふうにアドバイスをいただいて、そういうことも考えながらお芝居をしなくてはいけないっていうのが、本当にすごく難しくて(このときに蒼乃夕妃お姉さまがものすごい慈しみの目をしているのが映る)…」
「それだけでも大変なんですけども、男役としても立ち居振る舞いとか、動きとかも全然できてなかったんですけど…やっぱり気持ちを大切にお芝居できたらいいなと思って…」
「お稽古中にたくさん悩んだりとか、たくさん考えたりとかすごくすることはあったんですけど、毎日が楽しくて、させていただけることが本当に幸せで…自分が楽しんでやらないと、多分お客さまもそういう気持ちで見ていただけないと思ったので、本番は…(なんとか楽しむことができました、と続けるべきところ、そんな境地には達していなかったのか、言葉を濁す珠さま)」
というのも、無我夢中状態だったようで、本番をあまり覚えていない、というはなしになります。歌詞を間違えたりセリフを飛ばしてしまったのだとか。紫門ゆりや氏が、いつまでイギリス?の前のスコッチでも、のくだりが飛ばされた、と説明。でも、霧矢氏は「見てても全然気付かなかった」と反応します。さらに、
「そんな、ちっちゃい失敗!全然!!!…完璧にすることを私たちは望んではないね!(越乃リュウ氏に向かって)」
そして、新人公演とは、について語り始めます。
「見る側も、日頃やってる舞台を客観的に見れる機会だから、私たちも勉強になるし、下級生の本役の子にしても、別にそうじゃない人達に対しても、言うことによって自分たちの責任というか、改めて自分を見つめ直すこともできるし、いいチャンスだと思いますね(越乃リュウ氏と同意し合う)…」
「…だから若い人達は、そういった意味で、あがいてあがいて、苦しんで苦しみたおして、でも最終、なんか、あー、楽しかった、って言えるような場になればいいと思うし、失敗を恐れず、、力が入りすぎてしまって、もう、それいいねん、力入れたら。全然力入れたらいい。もがき苦しんだらいい」
「それを見たいですもん、お客さまも。うまくやることをみたいわけじゃなくて、そういう、がむしゃらに向かっていってることであったりとか、若いから出るエネルギーであったりとか、あー、ちょっと力いれてはんねー、って思いながらも、それが見ててすがすがしかったりとかするから、全然うまくやろうと思わんでいい」
霧矢氏の言葉はね、愛に溢れた、かつ、後輩育成の滋味に溢れた完璧なコメントでした。それだけで感動なんだけど、2021年の珠城りょうと紫門ゆりやの土台がまさにつくられている様子を見てるんだなと思うと感動が増します!
ただ、霧矢大夢氏は、ご自分が研3で新公主演やってのけちゃってるんでね、説得力があるんだか、ないんだか。。。
というのも、個人的には、珠さまが研3でパーシーという大役を任せられたことをうまく消化できていないのです。(おまえが消化せんでもええ)
前述のナウオンで、ちょっとは打ち解けて、なんて言葉を使っている人が主演を😱。。。
パーシーという役が雰囲気に合っていたのが原因ですね。星組による2009年初演時の安蘭けいパーシーと2017年の紅ゆずるパーシーに比べ、霧矢大夢パーシーは正義の分量が多くて、、あんなリーダー然とした人は当時の月組にはいなかった。
紅ゆずる氏が新公主演した学年は、研7だったというのもあり、研3の珠さまにそんな無理に近いことさせなくても!と勝手に思っちゃいます。
セリフを飛ばしてしまったのも、演劇の脳が出来上がっていないからそうなったんでは、と。セリフを忘れるのと、飛ばしたことさえ気付かないとはずいぶん違うというか、圧倒的に慣れていない、ってことですよね。霧矢氏ご本人がうまくやることが目的ではない、とおっしゃっても、やったほうは冷や汗ものよー。
月雲前と月雲後
そんな、ほわんほわんの珠さまの過渡期は、2013年でしょう。
2013年5月『月雲の皇子』で木梨軽皇子役として、バウ初主演を務めます。ただ、2013年11月の初参加の全国ツアー前のナウオンでは、まだ下級生の話し方が少し残っています。
転機となる「月雲の皇子」に出会い、他の公演の新人公演主演も経験していくうちに、いろいろなことが変わったものの、ほんの少しだけまだ下級生でいさせてください、と子珠がつぶやいている感じ。
この演出家上田久美子先生と珠城りょうが出会った作品が、東京でも上演されたことで、さらなる変化が。。。
『月雲の皇子』@天王洲銀河劇場を経験されたのは、2013年12月のことでした。
運命的な作品に主演する経験、その作品の再演を経て、2014年7月~8月の『宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA 花詩集100!!』この公演のナウオンでの珠さまは、ちゃんとした話し方に。ここで、親戚の女の子は姿を消しました。
歌劇2021年8月号の演出家上田久美子氏からのお別れの言葉のなかに、月雲を始めとする作品のタイミングは「お互いの節目となる時期」であったことが書かれています。「月雲の皇子を初めてお客様に観てもらったときの、あの幸せを、忘れません」と、久美子先生。
その最初の節目である出会いは、ナウオンをさかのぼることでも浮き彫りにできました。
珠城りょう×霧矢大夢、紫門ゆりや×高師直、珠城りょう×上田久美子の伝説は、これからも語り継がれていくことでしょう。🤓🤓🤓🤓🤓🤓🤓
初舞台~↓↓



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