フレンチロックミュージカル、ロミオとジュリエットの世界観に浸るとき、人はどっぷり浸りたい。なんせその珠玉の音楽につかり浸りたい。そこで人は、初演に立ち返ることになる。
↓このCD、珠城りょう&美園さくらのおふたりがウィーンを訪れたスカイステージ特別番組にチラッと写ってました。確かライムント劇場のカウンター/売店?に並んでいました。

これを聞くのも良いのですが、初演(2001年1月19日パリ)の映像が眼福!初演時のロミオ Damien Sargue氏が(インスタ@dsargueofficiel)これぞロミオな感じだし、ジュリエット役のCecilia Cara さんは、当時16歳だったそうで、素朴なハイティーンの雰囲気が役にぴったりだし歌声も素敵です~。
初演マジックとか、懐古主義とかを吹き飛ばすのが、2021年初、20周年!?記念か!?「♪エメ」をリモート共演した動画をセシリアさんがご自身のオフィシャルチャンネルにアップされたのです!これもっと宣伝してよ!
おふたりの情感もしっとりと、エメ2021年ありがとうございます!
おふたりで歌うよりハッピーな歌は「L’Amour heureux ♪天使の歌が聞こえる」、これもどうぞ!
ロミオとジュリエットの初演はパリですが、フランス語圏ツアーのあとにオランダで上演されたので、最初の外国語版はオランダ語でした。その次がロンドン上演のための英語。
その後、欧州言語を中心に各国語バージョンがつくられていき、フランス語でアジアツアーやったり、、を経て2010年に宝塚星組が日本語で上演することになるわけです。🙏
語るまでもなく小池先生の潤色は素晴らしいのですが、歌詞の音のはめかたが秀悦だなー、と、今回始めて英語版を聞いて思いました。
英語版、ちょっとディズニープリンセスとプリンス風味なのが面白い、、、これを聞いて、普段は意識していなかった日本語の歌詞の部分部分が、いかに原曲に合っているか、ということに気付かされました。(この曲のタイトルは、ハッピーラブという意味らしく、ロミオとジュリエットが恋に落ち始める一歩目の段階なので、愛し合うふたりってこういう感じなのかしら?という意味で、これがいわゆるみんなが言うハッピーラブよね、みたいな歌詞のようなのです。日本語タイトル「♪天使の歌が聞こえる」は、曲調から着地している感じですね、すごい。)
C’est ce que veut l’amour heureux = つっ・い・に、出会ーえーた、の部分ですが、英語版は、longer than eternity なので、ろーーんがーになっちゃって、せっかくの、C’est ce que veutの部分がべろーんと伸びちゃって残念なことに。。。
なぜ、このように比較しているのかと言うと、aci01という方が、ロミオとジュリエットはじめミュージカルの多言語継ぎ接ぎ動画をたくさんアップしているのですが、社会が分断気味の2021年、多言語ミュージカルの底力を!みたいな感じで見まくってしまうのです。
多言語シリーズは、とってもシンプルに世界平和を感じます。言葉が違っていても同じ音楽と物語を多くの人が違和感なく楽しめる!ロミオとジュリエットのプレスギュルヴィックミュージカルは、良作品として世界に広まるのですが、逆もまた真なりで、誰でもどこかに共感できる物語だからこうして文化を越えて拡がるのでしょう。
aci01さんのアップしている多言語ロミオとジュリエットのなかでも、「Duo du desespoir ♪神はまだお見捨てにはならない」が、両家一緒に歌っているので新鮮です。
フランス語+ハンガリー語、ロシア語、韓国語、スペイン語、ドイツ語、スロバキア語、ヘブライ語、イタリア語の8言語の継ぎ接ぎです。
他の動画には、舞台映像、星組日本語と東宝版日本語から、モンゴル語のプロモ映像みたいなものまで混在させてあるので、ちょっと忙しい動画も多いのですが、この「Duo du desespoir ♪神はまだお見捨てにはならない」は、それほどカオスではない。。
aci01さんはハンガリーの方らしく、欧州言語のミュージカルをランキングしたりしているんですよ。1位エリザベート、2位ロミジュリ、3位ダンス・オブ・ヴァンパイア。ヅカ&東宝ファンと好みが合いそうですね。
多言語といえば、ディズニー映画アナと雪の女王に、25言語「Let It Go ありのままで」が存在しますし、ミュージカル、レミゼラブルの10周年記念として1995年にロンドンで開かれたコンサートで、17人のジャン・バルジャンが、「民衆の歌」(Do You Hear the People Sing?) を各言語ですこしずつ歌うフィナーレがあります。これも、本当に音楽は国境を越えるの最たる映像です💖💖💖💖💖💖💖💖💖💖
ありがたい、💖💖💖🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏💖💖💖


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