娘役さんがいかにもなピンクふわふわリボンの世界にどっぷりでも、逆にハードに革ジャンというのも良き。その中間の、ちょっと大人っぽくて粋？な着こなしも大変参考になります。
最初に天紫珠李嬢を認識したのは、美弥るりかさまが「宝塚カフェブレイク」に出演なさったおりに、注目している下級生として挙げられたとき。男役だったときもけっこう骨太に男役を頑張っていた印象だったのに、娘役に移行しても普通に可愛いくて高い声も出て注目、みたいなコメントでした。それから元月組娘役さんの叶羽時嬢のブログ内での珠李嬢へのコメントが「考える力を持っていて聡明」だ、という点に尽きていて、彼女のファッションからもそう見えるよなー、と思っています。
珠李嬢の舞台上での様子はいつもご覧の通り。
舞台裏での様子は叶羽時先生に聞いてください（爆）！
話題沸騰中の、ダブルじゅん表紙（朝美絢＆潤花の尊いバイオレットピンクの表紙）の宝塚GRAPH2022年2月号に掲載されたファッションスナップのなかに、天紫珠李ファッションを見つけ、数ある美しいショットのなかから、何気ないワンピースを観察する編集J。🤩
「リアルファッションスナップ ～月組生の装いをキャッチ！～」と題された月組生私服ショットなのですが、なんだか全ていい塩梅だった。
天紫珠李ファッションは、典型的な娘役さんファッションではない印象。可愛らしい、すごくかっこいい、どちらも、ジェンヌさんなら当たり前の世界だけども、なんだかそのあたりともちょっと違うファッションなんだなー。森ガールの進化形とでも言えばいいのか、、元男役さん、もしくは、男役志望だった方々は甘辛の加減がちょうど良いファッションを選ぶことが多いと感じます。
以前にもなんだかいい感じのワンピースだと思ったのは、夏のストンとしたワンピースでした。今回注目したのも、同じようなシルエットのワンピースだったため、季節が変わっても、なぜかわたしが心を惹かれる装いをなさるじゅり嬢だなー、と。
デザイン性がすごく高いものをさっそうと着こなすよりも難しいと言いますか、可愛らしすぎず、シックすぎず、厚すぎず、薄すぎない感じはこうやるんだよ、というお手本のように見えました。
このワンピなんですが、レース、柄、無地を一定の形でないパーツとして組み合わせたような、間違うとただの継ぎ接ぎか？というワンピースなんです。
黒（紺かな？）にベージュの葉脈みたいな模様がついた生地とベージュの無地の組み合わせに加えて、ヨークの部分に使われた水色がアクセントとして効いています。
天紫珠李嬢と一緒にこのページに登場しているのは、彩みちる嬢、夢奈瑠音氏、きよら羽龍嬢、蓮つかさ氏。それぞれのファッションが何気なく調和しているのよね。みちる嬢とるねぴーはパステル色使い、みちる嬢とおはね嬢はコートの袖口ファー使いが一緒。🤩
調和という意味では、海乃美月・月城かなとコンビが左右に分れて掲載されている前ページも、全体的にとても馴染んでいます。個性が強め、でも団体としても勝負できる感じが月組！それはファションからもわかる、と言えそうなページです。
風間柚乃氏までのジェンヌさんは、外で撮ってるショットが使われていて、何気ない街角ふうがとても素敵。れいこさん（月城かなと氏）のショットなんか、ポーズや顔の角度、右足の浮き具合といい、ただの街角ショットでなくてグラビアでいける。
右側にれいこさんと英かおと氏のシックな感じの立ち姿（うーちゃんは珠城さんからもらったジャケット着用🤩）に混ざって白河りり嬢の黄緑+ベージュの組み合わせ。←とっても個性的。🤩
左側には、結愛かれん嬢、礼華はる氏、千海華蘭氏の気負わないファッションがこれまた素敵。そこにアクセントを足すかのような、海乃美月嬢。（黒が最近のマイブームだという海乃嬢の着こなしは、ベレー帽、ライダースジャケット、スカート、ブーツまで、レザーの質感で統一。合わせたブラウスが軟らかい素材の黒なんだけど、テディベアー柄。それがベージュなので、イアリングをパールにして白をお顔の近くに。メモメモ…。）
朝美絢＆潤花の巻頭ショット、新生月組トリデンテインタビュー、パレードの星風まどか嬢の衣装、輝月ゆうま氏の専科異動に関するインタビューなど、見ごたえ読み応えたっぷりの宝塚GRAPH2022年2月号なのに、一番心に残ったのが、天紫珠李ファッションだった、という。。。不思議な体験でした。私服スナップがすごく好物ということでもないんですけど。。。
多分、ちょっとボーイッシュな可愛いさ、という、実は一回り巡って真に可愛いところに加えて、着こなしに力が入りすぎていない感じがお手本のように感じられ、さすが！と思って反応したのだろうー、と思っています。
あましじゅり＝目が離せない存在。
🤩🤩🤩
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